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初夢と父

2018/ 01/ 04
                 
正月2日、3日と夢を見ました。

2日が初夢になりますが、珍しく父の夢を見ました。

父が逝ってから30年が経ちますが、何故か殆ど夢に見たことが無くて

目が覚めた時、妙な気分でした。

私は父と13歳の時に離れて暮らしましたが、ただただ厳しかった父と

成人して後、束の間でしたが親子らしい交流を持つことが出来ました。

半月ほど一緒に暮らして、初めて一人になった父の寂しさ、老いを目にして哀しさを感じました。

漠然とですが、何故別れて暮らすことになったのか理解していたつもりでしたが

大人の事情なんて解る筈もなく、厳しい父から離れられた解放感に

父の寂しさを思いやる事はありませんでした。

丁度私の今の年頃でしたでしょうか、田舎の家で父と私で過ごしました。

優しかったですね・・・私の作った料理を嬉しそうに食べ、晩酌をし酔って眠る。

私がはじめて父の為に作った弁当を手に仕事に出かけていきました。

美味い、美味かったと日々喜んで空の弁当箱を自分で洗っていました。

母との思い出や若かったころの事、色々話してくれました。

母を「ツタちゃん」父を「リョウさん」と呼び合った若い頃を懐かしそうに話し

母を可愛らしかった・・と笑顔をこぼしていました。

初めて誕生した女の子の私を宝のように思ってきた事、私の名を父が敬慕する

祖母の名から貰ったことなど、聞いたこともなかった話ばかり。

すっかり大人になった私だから話してくれたのだと思います。

それから数年手紙のやり取りがあって、父は一人で逝きました。

母も兄妹も涙しませんでしたが、私は涙が止まりませんでした。

冷たくなって眠る父に寄り添って一夜を過ごし見送りましたが、哀しさだけが残りました。

父の写真がたった一枚あります。

台所で鍋を手に笑顔で振り返った写真、私が撮ったたった一枚の写真。

父の遺品は何も残してくれなくて、一時父と過ごした思い出だけが残りました。

命日が近いわけでもなく、正月に縁があった訳でもない。

夢の内容を覚えていませんが、父と一緒だったことだけは覚えています。

ずーっと夢にも、日常の記憶さえ思い出すことも薄らいでいたこの頃

初夢に父を見られたことが、とても嬉しく、仕舞っていた父の笑顔の写真を

手に取って 「一緒の歳を迎えたよ・・。」と話しかけました。

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コメント

        

Re: No title
reiさん。

父の夢はほとんど見る事もなく過ごしてきましたから、ちょっとホロリとしました。
13歳になったばかりの子供には解らない大人の事情だったようです。
顔を向き合わせて話した事もなく、私がそこそこの大人になって初めて父と向き合いました。
今思えば、そういう機会が持てて良かったと心から思います。
父の64歳は老いて見えました。
其の64歳に私がなります。同じ年頃に夢で逢いに来てくれたのかと思います。
不安要素ばかりでマイナス気分でしたが、今年一年又頑張れそうな気がします。
No title
初夢にお父様の夢を見られたんですね
大人になってから解る大人の事情
楽しい事ばかりじゃなかったにしても、思いやれて、良かったですね。
私も年末に父の夢を見ました。
身内の夢を見たのは初めてです。
薄情な娘の所には出てきてくれないと思っていましたが、少しは父の事を思ってる事がわかったのかも。

お父様に見守られて今年も頑張れますね
私は逃げる夢だったけど(笑)